【ED2】赤から青へ──神経火災を弱めると、EDは少しずつ薄まっていく

この記事は、医療的な診断や治療の代わりではなく、当事者としての観察と運用の記録です。急な悪化、強い痛み、明確な身体症状、長く続く大きな変化がある場合は、医療機関での相談が先です。

こんにちは、波と神経ラボの なみしんです。
僕はアラフォー男性として、かつてEDや中折れへの不安に5年ほど悩んでいました。
心因性と言われて受診したこともあります。

その後の1年間、自分でEDを神経モジュレーションの問題として扱い、生活や身体の状態をひとつずつ観察しながら、本気で対処を試してきました。いまはEDについては、かなり克服したと言っていい状態になっています。

この記事で書くのは、EDに対処するためのひとつめの方向、赤から青へです。
これは、EDをその場の勃起の問題だけとして見るのではなく、もっと手前にある神経のベースから見ていく方向です。

目次

EDは、その場だけの問題として見るとズレやすい

EDで悩んでいると、どうしても目に入るのは「その場で立つかどうか」です。

立たない。途中で弱くなる。不安になる。
だから、その場の反応だけが問題のように見える。

「その場で立つかどうか」だけにフォーカスしていても、あまり前に進まないことが多いです。
というのも、性の場面より前に、すでにになりやすい癖が日常の中にあるケースがほとんどだからです。

・何かを始める前から、もう結果を気にしている
・休んでいるつもりでも、頭の奥が少し熱い
・リラックスしているつもりでも、呼吸が浅い
・まだ何も起きていないのに、もう急いでいる

こういうことは、EDの人だけにある特別なものではありません。
多くの人が持っている、日常の中の赤です。

ただ、EDで悩んでいるときには、
そのが性の場面でより強く不利に働きやすいんですね。

赤とは、頭のモーターが回り続けている状態

波と神経ラボ では、焦り、注意、急ぎの状態をと呼んでいます。

赤を感覚的に言うなら、頭のモーターが回り続けている感じです。

赤がわかりやすいのは、たとえばこういうときです。

・スマホを落とした瞬間、ハッとなる感じ
・猛暑で頭に血が昇るような感じ
・締め切りやテストが近く、追い込んでいるとき

これは極端な例ですが、このようなとき人はかなり赤になっています。

体が注意モードに入り、急ぎ、警戒している。
でも、日常で厄介なのは、こういう強い赤より、弱いけれど続く赤です。

・スマホでXやInstagramを見続けているとき
・YouTubeで次の動画を探して見ているとき
・今日あった嫌な出来事を考え続けているとき
・予約や登録で、ぐっと頭を使っているとき
・仕事のメールをどう返そうか頭を悩ませているとき

こういう状態が長く続くと、体は止まっていても、神経は休まっていません。
モーターが止まらず、回り続けている。

このように、赤が弱くても長く続き、体がほどける時間を持てなくなっている状態神経火災と呼んでいます。

たとえば、ゾンビが窓をバンバン叩いている環境で、のんびり勃起することはないでしょう。
それは体が緊張し、生き延びるほうを優先するからです。

神経火災も、それと同じです。
もちろんゾンビのような強い刺激ではありません。
でも、弱い赤がずっと続いていると、体は安心よりも注意や警戒のほうを優先しやすくなる。

だから、神経火災状態だと勃起もしにくくなります。
感じるより先に、急ぎや緊張のほうが前に出てしまうからです。

青とは、安心して体をあずけ、ほどけている状態

逆に、がわかりやすいのは、たとえばこういうときです。

・温泉で何も考えず、湯の温かさを感じているとき
・草原や砂浜で、心地よい風を感じながら横になっているとき
・仕事や日々のことを忘れて、ソファに体の重たさをあずけているとき
・綺麗な夕焼けをぼんやり見ているとき

これも極端な例ですが、このようなとき人はかなり青が強くなっています。

安心していて、ほどけていて、どこかを急いでいない。
体をあずけられていて、何かを確認し続けていない。

モーターの比喩で言うなら、青はとてもゆったり回っているか、回っているかどうかもわからないくらい静かな速度の状態です。

ここで大事なのは、赤が悪で、青だけが正しいわけではないということです。
赤は必要なモードでもあります。

何かをやろうとするとき、人はだいたい少し赤になります。
目の前のものを処理しようとするとき、赤は必要です。

問題なのは、赤ばかりが続いて、青に戻れなくなっていることです。

その状態だと、セックスに入る前から、すでに体が注意モードのままになっている。
感じるより先に、急ぎや焦りが前に出やすくなる。
そうすると、EDのしんどさも起きやすくなります。
その状態だと、セックスに入る前から、すでに体が注意モードのままになっている。
感じるより先に、急ぎや焦りが前に出やすくなる。
そうすると、EDのしんどさも起きやすくなります。

この記事で見ていくのは、だから、赤をゼロにすることではなく、
青に戻れる神経のベースがあるかどうかです。

ただ、ここで言う青は、単なるウェルネスや休息の話ではありません。
青には深さがあります。
浅く休まる青もあれば、もっと深くほどけていく青もある。
そして、その深まりは、別記事で書くウェイブの方向や、快の育ち方ともつながっていきます。

日常の中で青が混ざる場所を増やしていく

EDを薄めていくための神経の土台をどうつくっていくか?
「赤から青へ」で考えるのは、生活の中で青が少し混ざる場所を増やしていくことです。

夜の照明を少し落とす。
座る場所を変える。
スマホを見続けている時間に気づく。
一度呼吸を入れる。
体を少しゆるめる。
自分がどこで赤に上がりやすいかを見る。

そういう一見すると些細なことを通して、赤ばかりの流れに、青が少し混ざる瞬間を作っていく。

たとえば、モーターが回り続けていることに気づいたときに、
ふと体をゆるめたり、一度呼吸を入れたりするだけでも、赤は少しゆるみます。

大きく変わらなくても、回転がほんの少し落ちる感じがある。
それが入口です。これは遠回りに見えるかもしれません。
でも自分にはこれがEDという状態を薄めていく紛れもない入口でした。

EDは、ひとつの原因を取ったら終わるものというより、
複数の要因が重なって現れている状態です。
だから対処も、「すぐ治す」より、
「ひとつずつ薄めていく」に近い。

しかも、それは改善がひどく遅いという意味ではありません。
最初に来るのは、大きな変化ではなく、

・前より少し楽な日が増えた
・前より頭の回転が落ちやすい
・前より朝の反応が出る日がある
・前よりその場で慌てにくい

みたいな小さい変化です。
でも、その小さい変化が積み重なると、あとから振り返ったときに、かなり遠くまで来ていることがあります。

最初にやること:赤になりやすい場面をひとつ観察する

最初から全部変える必要はありません。

まずは、自分が赤になりやすい場面をひとつ選ぶだけでいいです。

たとえば、

・夜にスマホを見続けてしまう
・何かを始める前から、もう結果を急いでいる
・嫌なことについて考え続けてしまう
・予約や登録で、ぐっと頭を使い続けてしまう
・仕事でメールやチャットを見返し続けてしまう

こういう場面の中から、自分にいちばんわかりやすいものをひとつ選ぶ。

そのうえで、次の4つをやってみてください。

①赤になりやすい場面をひとつ選ぶ
②その場面で、頭のモーターが回っている感じを見つける

最初は②までで十分です。
見つけるだけでも前進していると思ってください。
もしできたら③以降にもトライしてみましょう。
こちらはすぐに実感できなくてもかまいません。

③そのまま、体を少しゆるめるか、呼吸を一度入れる
④モーターの回転が少し落ちる感じがあるかを見る

これが、EDを薄めていく「赤から青へ」の一歩目です。

自分がどこで赤に上がりやすいのかを知ること。
そこから、少しずつ神経火災を弱めていくことです。

これがEDを薄めていく基礎になります。

「じゃあ次のセックスはどうしたらいいのか?」が気になる人には、もうひとつの方向があります。
射精ではない快のルートを育てる、スパイクからウェイブへの方向です。

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