この記事は、医療的な診断や治療の代わりではなく、当事者としての観察と運用の記録です。急な悪化、強い痛み、明確な身体症状、長く続く大きな変化がある場合は、医療機関での相談が先です。
こんにちは、波と神経ラボの なみしんです。
僕はアラフォー男性として、かつてEDや中折れへの不安に5年ほど悩んでいました。
心因性と言われて受診したこともあります。
その後の1年間、自分でEDを神経モジュレーションの問題として扱い、生活や身体の状態をひとつずつ観察しながら、本気で対処を試してきました。いまはEDを克服したと言っていい状態になっています。
僕自身、EDをやる気やリラックスなどではなく、「神経の状態」から見るようになってから、改善が進むようになったと感じています。
この記事では、副交感神経と勃起の関係を入り口に、後半ではどうEDを改善していくかについて解説しています。
勃起は、副交感神経が働きやすい状態になったときに起こる
勃起は、副交感神経が働いているときに起こるものです。
副交感神経が働いているとは、
単に「今日は休んだ」「楽しかった」「リラックスした気がした」ということではありません。
副交感神経が優位な状態は、
・うまく脱力できる
・確認より、感じるほうに行ける
・頭で判定し続けず、少し委ねられる
・頭のモーターの回転数が落ちている
そういう方向です。逆に言うと、表面上は休みを取っていても、楽しいことをしていても、神経の状態が変わっていなければ、副交感神経が働いているとは言えません。
たとえば、ソファに座ってスマホを見ている時間を「休み」と感じていても、実際には通知や動画や情報で頭が回り続けていることがあります。身体は止まっていても、神経は止まっていない。そういうことはよくあります。
ここで大事なのは「何をしたか」ではなく、神経の状態が変わったかどうかです。
勃起しやすさというのは、その神経状態とかなり関係しています。
波と神経ラボでは、こうしたEDの状態を理解しやすくするために、
交感神経を「赤」、副交感神経を「青」として説明しています。
以下、ここからは赤と青という言葉で、「勃たなさ」について整理していきます。
神経とは、赤/青のあいだを行き来しているもの
では、神経とはいったいなんでしょうか? 神経は、上が赤(=交感神経)、下が青(=副交感神経)のあいだを行ったり来たりする波のようなものとしてイメージしてみてください。

たとえば、
・予定の時間に電車にのるために支度をしているときは、注意をしているので、赤に入っています。
・そこから、電車に乗って座れたときには、すこし青に入れるかもしれません。
・今日会う予定のひとと顔を合わせるときには、何を話そうかと考えるので、赤に入るでしょう。
・トイレの個室に入って、ふぅと一息ついたときには、青に入れるかもしれません。
このように、注意や社会性を使うときには赤に神経が寄りやすくなり、リラックスしたり回復しているときには神経が青に寄りやすいと思ってください。
シンプルに言えば、セックスの場に入っても、赤が高く青に入りにくい状態にあると、勃ちにくくなります。
EDは「神経火災」で見ると整理しやすい
そこで出てくるのが、波と神経ラボで使っている神経火災という見方です。
神経の休み、つまり青が十分に取れておらず、小さい赤が積み重なって無意識化してしまった状態を指します。
ここでいう赤は、何か大事件が起きたときだけのものではありません。
・少し急いでいるとき。
・通知音に反応して身体がこわばるとき。
・人と話したあとに、ちゃんとできたかを頭の中で反芻しているとき。
・休んでいるつもりでスマホや動画を見続け、やめたあとも頭が静かにならないとき。
こういう小さい赤が、そのつど十分に下がらないまま続くと、神経は高回転が基準になっていきます。
しかも慢性的なので、自分ではそれが普通になってしまい、気づきにくい。
ここで重要なのは、「生活にストレスがあるからEDになる」という話ではないことです。生活ストレスの有無そのものより、神経の状態がどうなっているかが大事です。
同じような生活をしていても、赤から青に戻れている人と、戻れずに高回転が続いている人では、身体の条件が違います。
神経火災という言葉は、その違いを見やすくするために置いています。
神経火災がある状態でセックスに入ると、赤がすでに強い状態なので、「交感神経」から副交感神経に変化しにくくなります。だから勃ちにくい。これが自律神経の乱れで勃ちにくくなるという話です。
こうやって見てみると、副交感神経に入りにくいから「リラックスすればいい」という考えよりも、やるべきことが見えてきます。
必要なのは、神経弾力を育てること
では、神経火災から青に落としやすくするにはどうしたらいいのでしょうか?
必要なのは、神経弾力を育てることです。
神経弾力とは、赤になったあとに固まりきらず、また青へ戻ってこられるしなやかさのことです。
EDの緩和は、
- 本番で一回成功すること
- 勃起力だけをなんとかすること
よりも、
こととつながっています。
つまり、副交感神経が入りにくいなら、その場で無理に「入れよう」とするより、日常の中で青へ戻る力そのものを育てるほうが、根本に近いわけです。
一歩目は、日常のなかの赤を見つけること
最初の一歩は、相手の前でうまくいかなかった場面を細かく反省することより、まず自分の赤がどこで立ち上がるかを見つけることです。
たとえば、
LINEやDMを送ったあと、返事が来る前に何度も画面を見てしまうとき
→送った内容が変じゃなかったか、相手がどう受け取ったかが気になって、体は止まっているのに頭だけ回り続ける場面です。
外出前や約束の前に、遅れないように・失敗しないようにと急いで支度しているとき
→時間に追われる感じの中で、呼吸が浅くなり、頭のモーターが上がりやすい場面です
休んでいるつもりでスマホや動画を見続けていたのに、やめたあとも頭が静かにならないとき
→本人は休息だと思っていても、実際には情報刺激で交感神経が下がっていないことがあります。
店員や受付、初対面の相手と少し話しただけなのに、そのあともしばらく身体が固いとき
→会話そのものは短く終わっていても、神経だけがまだ「ちゃんとできたか」「変に見られなかったか」の確認を続けていて緊張が残っている場面です。
これは一部の例ですが、自分は頭のモーターが速くなっていないか?どこで速くなっているか?を見てみてください。
ここで大事なのは、
「あ、ここで赤くなっているかもしれない」という場面を発見することです。
まずは見つけるだけで大丈夫です。
ここまでできたらOKです
あとはおまけです。
その場面が見つかったら、
そこで自分なりに少しゆっくりにできる方法を一つイメージします。
トイレの個室で一度離れる、窓を開けて外気を吸う、階段をゆっくり降りる、呼吸を少し長くする。
大きなことは要りません。
大事なのは、完璧に青にすることではなく、赤のまま突っ走るだけではない回数を少しずつ増やしていくことです。そうして神経の弾力が育っていくと、相手がいる本番の場面でも赤に持っていかれにくくなり、結果としてEDの緩和につながっていきます。
副交感神経が入りにくいと勃ちにくい
勃起は、副交感神経が働きやすい状態と関係しています。ただし、それを「リラックス不足でした」で終わらせるとどうやって改善したらいいのかが見えてきません。
本当に見たいのは、
- 神経がいま赤いのか青いのか
- 神経火災が起きていないか
- 日常の小さい赤が慢性化していないか
- 赤から青へ戻る力、つまり神経弾力が育っているか
です。まずは、自分の生活の中で神経火災につながりやすい赤がどこにあるかを見てみてください。

なお、波と神経ラボでは、赤から青になりやすくするために神経弾力を育てていくことに加えて、セックスそのものの感じ方を変えていく方向も重視しています。
セックスはどうしても「立つか立たないか」「射精できるかどうか」だけの場になりやすいです。
その0か100かの見方自体が、神経をさらに赤くし、体を反応しにくくしてしまうことが多いです。
波と神経ラボでは、射精一点張りではない、0から100のあいだで快の波をつくるウェイブOSという快のつくりかたを伝えています。この話は少し長くなるので、以下の記事に整理しました。

個別に整理したい方へ
記事を読んでも、自分にどう当てはめればいいか迷う方のために、
個別セッションも用意しています。
・ベースセッション|赤から青へ
EDを薄めるために、神経のベースを3回で整理するコース
神経モジュレーションを身につけることで、神経弾力を育てます
・ウェイブセッション|スパイクからウェイブへ
EDや次のセックスの不安がある人に、別の快のルートを伝える3回コース
・プレミアムセッション
EDや次のセックスの不安を、一緒に整えていく3ヶ月伴走コース

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